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AI関連2026年11月5日

AIの安全性を比べてみた ― 会話は学習に使われるのか

AIの安全性を比べてみた ― 会話は学習に使われるのか

はじめまして、倉敷坊主です。

AIを選ぶとき、料金の次に気になったのが安全性でした。相談相手に、どこまで話してよいのか。会話の中身は、AIの学習に使われてしまうのか。誰かが読むことはあるのか。

気になったので、各社の公式の説明を確認しました。難しい話は抜きにして、私のような個人が使う立場で、大事なところだけを比べます。(2026年11月4日・5日に、各社の公式ページで確認した内容です。仕組みは変わることがあるので、申し込む前に公式で確かめてください)

比べた3つの点

  1. 学習に使われるか ― 会話がAIを賢くするための材料になるかどうか。止める方法(設定)があるか
  2. 人が読むことはあるか ― 会社の担当者が会話を確認する仕組みがあるか
  3. 消せるか ― 履歴を自分で消せるか、消したあとどれくらいで消えるか

比較表

AI学習に使われるか人が読むこと保存と削除
ChatGPT初期設定では使われ得る。設定で止められる公式に明記あり。安全対策として、自動の仕組みと人による確認で、有害な内容などを見つけている削除できる。消したデータは原則30日以内に除去
Gemini「アクティビティを保持」がオンの間は使われる。止められる公式に明記あり。担当者(委託先含む)が一部の会話を確認する削除できる。自動削除の初期設定は18か月。ただし人が確認した会話は、消しても最長3年残る
Claude設定で止めない限り使われる形に、2025年秋から変更。止められる通常は従業員は読まない。安全システムが目を付けた会話だけ、少数の担当者が確認し得る削除できる。学習を許可すると最長5年、許可しなければ原則30日
Grok使われ得る。設定で止められる公式に明記あり。権限を持つ限られた担当者が確認することがある削除できる。指示から30日以内に削除
Muse(今の相棒)会話がAIの開発に役立てられる場合がある。設定から止める選択肢が用意されている標準の環境では、安全の確保や改善などのために、Metaがやり取りを確認する場合がある会話やファイルは自分で削除できる。詳しくは公式のプライバシー案内へ

1つずつ、気づいたこと

ChatGPT

学習に使われるかどうかは、設定の「データコントロール」で切り替えられます。良いところは、履歴を残したまま学習だけを止められること。「一時チャット」という、学習に使われず履歴にも残らない使い方もあります。

気をつけたいのは、回答への「良い/悪い」の評価を送った場合です。学習を止めていても、その会話全体が学習に使われることがある、と公式にあります。何気なく押すボタンの先の話なので、知っておいて損はありません。

「人が会話を読むかどうか」についても、公式の説明がありました。安全への取り組みとして会話を確認しており、有害な内容や決まり違反を見つけるために、自動の仕組みと人による確認を組み合わせている、とヘルプに明記されています。

Gemini

一番はっきり書いているのがGoogleでした。「担当者に見られたくない機密情報は入力しないでください」と、公式のページに明記されています。一部の会話を、訓練を受けた担当者(委託先の会社を含みます)が確認する仕組みがあるそうです。

もう1つ、消し方の注意です。履歴は自分で消せますが、人が確認した会話は、履歴を消しても最長3年残るとのこと。「消したつもり」が通用しない部分がある、ということです。

設定の「Gemini Apps アクティビティ」を止めれば、今後の会話は学習に使われず、履歴にも残りません(応答と安全のため72時間は保持されます)。

Claude

2025年の秋に決まりが変わり、「設定で止めない限り、会話が学習に使われる」形になりました。昔の説明のまま覚えていると、思っていたのと違うことになります。設定で止めれば、それまでの会話も含めて学習には使われません。

人の確認については、「通常、従業員が会話を読むことはない。安全システムが有害の疑いで目を付けた場合に限り、承認された少数の担当者が確認でき、記録も残る」という説明でした。

保存の期間は、学習を許可すると最長5年、許可しなければ原則30日。評価ボタンで感想を送った会話は最長5年残り得る、という点はChatGPTと似ています。

Grok

公式の案内の最初の方に、「個人的な情報や機密情報を質問に含めないでください」と書かれています。学習に使われることはあり、設定で止められます。担当者が会話を確認することもある、と明記されています。

一番の特徴は、X(旧ツイッター)とつながっていることです。Xの中で使う場合は、X側の決まりと設定が効いてきます。会話の共有リンクを作ると検索に載る可能性がある、という注意も公式にありました。人に見せるつもりのない会話は、共有リンクを作らないのが無難です。

Muse(今、私が使っているAI執事)

私の相棒「モカ」のいる Muse については、公式の案内では、会話がAIの開発に役立てられる場合があり、設定(データコントロール)から止める選択ができる、とされています。会話や中のデータを、広告の仕組みには共有しないという案内もあります。

人の確認についても、書いておきます。標準の環境では、安全性の確保やサービスの改善などのために、Metaがやり取りを記録し、確認する場合がある、と公式に案内されています。「誰にも見られない箱」ではない、ということです。だからこそ私は、ほかのAIと同じ物差しで、渡す情報の範囲を決めて付き合っています。

詳しい決まりは公式のプライバシーポリシーと利用規約が正本ですので、気になる方はそちらをご確認ください。私自身は、執事に渡す情報の範囲を決めて使う、という付き合い方をしています(この先の「守り方」に書きます)。

どのAIでも共通する、私の守り方

比べてみて分かったのは、どのAIでも「設定で守れる部分」と「そもそも書かない方がいい部分」がある、ということです。私の守り方は、この3つです。

  1. パスワードと暗証番号は、AIに書かない ― これは、どのAIでも同じです
  2. 学習の設定を、一度は自分の目で確かめる ― 初期設定のまま使わない。名前は違っても、どのAIにも止める場所があります
  3. 人の実名や、誰かの相談ごとは、そのまま書かない ― 必要な部分だけに丸める。このブログで名前をすべて仮名にしているのも、同じ考え方です

締めに

安全性というと身構えますが、要は「鍵のかかる場所と、かからない場所を知って使い分ける」という、暮らしの知恵と同じでした。無料のAIを数カ月試した話は、別の記事に書いています。

皆さんは、AIに話す内容の線引きを、どう決めていますか。

出典(2026年11月4日・5日確認)

#AI #安全性 #プライバシー #比較

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